スペイン到着。

前々から見たかったガウディ建築を見るためにスペインへ。
それだったらバルセロナだけでいいんだけど、アルハンブラ宮殿も見たかったので、セビリアへ。すごい片田舎なのに国際空港。驚き。だたぴろいのに人が疎らなのにも驚き。ちなみに両替所はありません。ATMのみ。
昼にロンドンを出発、2時頃ホテルに到着。
日が高い…(ちょっと嬉しい)ロンドンはどんよりどよどよな空なので、スカッと晴れてるだけで、気分がいい。
グラナダへの経由地として位しかセビリアは考えてなかったんだけど、程よくこじんまりした町で気に入る。ここからアンダルシア地方の南の小さな村を花がきれいな季節に回るのもいい(今は初冬時々晩秋って感じ)
荷物を置いて、ちょいと休憩後散策。

ホテルからショッピング街住宅街歩いて20分でカテドラルへ。南部はイスラム建築の影響を受けていて、カテドラル周辺は細い路地が迷路のように取り巻いている。ちなみに私は通勤途中で迷子になる恐るべき方向音痴なのだが、連れにはGPSが内蔵されていたので助かる(私の旅友は常に方向感覚に優れていて不思議)
カテドラルは開館時間を過ぎていたので、周辺をうろうろ。この建物には4人の男性が棺を担いでいる精巧な巨大ブロンズ像があるのだが(服のシワの柔らかな感じがとても金属とは思えない)、その棺はコロンブスの棺らしい(現地日本人ガイド話より拾い聴き)必見です。
日が沈んでいく中細い路地を歩く。お土産屋だったり、ホテルだったり、バーだったり、民家だったり。日本の民家は門があって庭があって玄関だが、スペインの家は細い路地に面した扉がまずあって中庭、それを家が取り囲む。十分な光と風と静かな空間を取り込むことができる。
しばらく歩いて少し疲れたので、カテドラル前の広場で休憩。石畳の風景の中、夕日を見ながらぽけっと路上で弾いていたバイオリンに耳を傾ける。
ここに来て、やっと旅らしくなってきたなとしみじみ。