あだ名。

最近罪づくりなホットカーペット君のおかげで、帰宅後ついうつらうつらしてしまう。
いつも低温やけど気味に軽くあぶられ、『あちっ』と汗だくで目が覚めること数週間。脱水症状も気になるしお肌にも悪いので、そろそろ性根を入れ替えて欲しいと他人事のように考えてます。しばらく続くこと必至。


うつらうつらと意識が遠退く中、ビューティーコロシアムに『フランケン』とあだ名が付いたとても暗い人生を送ってそうな人(不幸な境遇でないと整形してもらえない)が出演し変身していた。


あだ名というものは、時として残酷だ。
私は幸いにしてひねりようもない名前なのでまんまのことが多いが、中学時代に毒舌友達からほっぺの張りを強調して『アンパンウーマン』と呼ばれたことがある。あの照りのある感じ。でも私としてはまったく許せる範囲。職場の太った同僚のピグ(豚)に比べれば何より愛嬌があるし、『ボブサップに似てるから』という非常にシンプルな理由で『ボブちゃん』と命名された子に比べれば、容姿を全面に否定されたわけでもない。

容姿に関してのあだ名も残酷だが、『ミス系』のあだ名には後悔が付きまとう。
高校時代のクラスメートの男の子は、英語の時間に『BUT(しかし)』を『ブット』といってしまったために卒業まであだ名は『ブット』だった。
中学時代不登校気味で特に英語の教員と気が合わず、英語の時間は保健室という生活が彼に『ブット』といわせたという話を考慮したとしても、1回のミスが世間(クラス)に与えたインパクトは大きく、この試練は免れようがなかったと思う。

そして私の知るミス系あだ名でいちばん衝撃的だったのが、日頃オシャレな同僚のものである。たまたまその日上着も茶、スカートも茶、タイツも茶と全身茶で来たがためについたあだ名は『鹿』。全身黒だったら何もいわれないのに、茶だったために鹿である。
ただ茶色い服を一回着ただけで『鹿』。
涙なしでは語れない。