電話。

旅好きの元同僚I氏から、初めて電話があった。
知らない携帯番号だったので、『ん?だれだ?』と取ったら、このお方。
ちょっと嬉しかったのだが、それよりも数年ぶりの電話だったので『なんでだ?』と疑問がわき、素直に聞いてみた。


『いつか電話しようと思ってたんだけど、スマトラ地震津波で死んだかもと思ってかけずらかったんだ〜』
おいおいその津波があったのは12月ですよ、と思いつつも、
『万が一なんかあったら、yukidiあたりから連絡ありますよ』と言うと、『いや、でもわからんやん』となかなか私が死ぬ話から抜けられそうになかったので、


『まー確かにメデタイ死に方じゃないですよね。遺体があがらなくて…とか悲しすぎすよっ』と話をぶった切ってしまった。


この可愛くない行動は何故か?!
そう、この人は私が社会人になって初めて告白した人なのだ。
思い出の人なのに、死ぬ話。


電話してくれただけありがたいと思おう。