女子フィギュア。

トリノは正直全く見てないのだが、女子フィギュアだけはみた。
荒川静香が思いのほかうまいし(普通に滑る姿が美しい)、不覚にもジーンと胸が熱くなってしまったり。
もぅフリーが楽しみ。
早くやってよ〜と興奮してると、演技のリプレイと解説が始まった。
ちょっと編集されてショートカット気味の映像にノーカットでしろよーとぶつぶついってると、画面の2/3を占める目をクワッを見開いた女が、『ここで見る限り村主、荒川、安藤、私はそう思ったー。いい。良かったー。メダルー』とどう考えても頭の弱そうな単語ばかりの馴れ馴れしいコメントを瞬きもせずに、薄暗い画面の中で呪のように繰り返していた。


変わり果てた伊藤みどり


それまで『女子フィギュア好調!メダル圏内だ!』と盛り上がっていたスタジオもムードが一転、気の毒な負け組女をあわれむなんとも言えない空気になってきた。
伊藤みどりのお亀っぷりは世の中の女性に勇気と自信を与え続けてきたが、あそこまでいくと『ああなりたくはない』と思わず目をそらさずにはいられない。


*うちの父親は足の太さで伊藤みどりとクリスティーナ山口を区別していた。もちろん太いのは伊藤みどり