キム。
世の中に沢山の木村さんがいらしゃるわけですが、当然私の周りにも木村(何故か男ばかり)がおり、彼らは自然発生的に例外なく『キム』と呼ばれる。
不思議とキム1が転勤するとキム2(ネオキム)が転勤してくるので、かぶることなくキムを使用。
『キムぽん』だの『キムたん』だの『キム + ●●』となるの何やら固有名詞感が出てしまうのだが、『キム』と言う何とも言えないあっさり感が、『キム=木村一般』な感じがする。
現在職場にキム(2代目)がいる(以下キム)。
申し訳ないくらい、本当に駄目キム。
これほど『パシリ』という言葉がに似合う人を見たことがない(どちらかと言うとパシリに喜びを感じるM男)。
普段は“仏のsinosuke”で通っている私が冷徹な鬼と化すほどの逸材な訳ですが、そんなキムに訳あって車で送ってもらうことになった(よほどの事情と察してほしい)。
さすがの私も普段使わない気を使い、話の一つでも…と他愛のない世間話を振るのだが、一言で会話終了。おいおい、膨らませろよ!と思いながら、次のネタを振る。空振り。虚しい。
こうやって話して気付いたのだが、キムは『知らない』と言わない。
『あーーーっそれですね』。この曖昧な返事を使う。
明かに知らないのに知らないと言わないが、知っているとも言わない。
そしてその内容を言おうものなら、それを繰り返して『知ってますよ、ソレ』と言う顔をする。
あーイライラ。
穏やかに暮らしたいのに、いじめっ子の血潮が逆流してしまう。
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最近読んだこの本。
会社の同僚や友達でたいてい『イラッ』ときたやつの実例で登場。
そして周囲の対処法、自覚のさせ方が、冷静かつ客観的に最初から最後まで気を抜かずにばっさり書いてます。
もちろんこの本の『知ったかぶり』のモデルケースでキムが登場。
『知ったかぶりがいかにつまらなくバカに見えるかをこちらの話にも知ったかぶりをちりばめて身をもってしらせる』とあるが、それに気付く力すらなさそう。